第十九回 歳納京子(ゆるゆり)
この歳納京子というキャラ。実に、「ズルイ」キャラであると思う。
本人は極めてマイペースであり、周囲を振り回す。にもかかわらず、人気(あくまで作品内での話でござるよ)もあり、杉浦綾乃には相当な好意を寄せられている。しかし京子本人は一切この気持ちに気づかない。
しかもロクに勉強しない(一夜漬け)にも関わらずテストでは学年1位。
この公私ともの充実っぷりよ。
ん~、実に、ズルイ。
これぞ、まさに
こんなに真面目で優しい俺より いい加減なアイツが なんであんなにモテるんだろう (ウルフルズ『いい女』より)
というものである(違うか)。
しかしどう考えても杉浦綾乃がなぜあそこまで惚れるのかはわからない。
いや、面白い、いいやつだとは思っていますよ。
ぜひとも遊び仲間に欲しいところである(男に置き換えてます)。絶対に面白いはず。
↑君、君ねぇ!女子中学生なんだから恥じらいというものを持ちなさい!はしたない!
さてさて、そんな京子であるが、作者のなもり氏は当初は京子を主役に据えたつもりで描いていたらしく、担当に「主役はあかりですよね?」と言われ、「そうだったのか!」となったとのこと。
なんのこっちゃであるが、単純に考えれば、作者として動かしやすいのは京子であるから仕方ない気もする。
実は完璧系主人公枠だったんだね。
結果的に
ほら、『ゴーゴーゴジラマツイくん』でも、最後の方はクワタが主役みたいなポジションになってて、マツイはほとんど出番なかったじゃない。それと同じよ。
↑子供時代は京子が一番かわいいことは間違いない。
色々言ったが、『ゆるゆり』1巻で一番笑わせてくれた京子には本当に感謝している。
↑こんなネタで爆笑してしまうとは、実に悔しい。
以上、生まれてこの方ラムレーズンを食べたことがなく、そこまで美味いものなのかどうなのか気になる筆者がお届けいたしました。
この記事へのコメント